ご奉納
千年先へ
2007年から始めた活動は現在多岐にわたり、10年の歳月を経て「祈り」というテーマにたどり着きました。
そして、2017年の三重県護国神社への「奉納」を皮切りに、現在たくさんの場所で「祈り」をカタチにしています。
2018年に「日本のはじまり」の地と言われる橿原神宮へ作品を奉納し、2019年には30年ぶりの大雨となった沖縄慰霊の日を訪れ、慰霊碑を前に書かせていただきました。
また、コロナウイルスで世界が震撼する最中、イスラム教モスクでもお祈りを捧げました。
その場の歴史や背景、これまで背負ってきた様々な感情を全身で感じながら、そこに長い長い歴史と伊藤潤一の命を墨がつなぎます。
そうして古来から幾千の時を経て繋げられてきた多くの人々の「祈り」のエネルギーが、今の僕の作品になっています。
実際に寺社へ出向き、神様や仏様、歴史という時間に心を向き合わせ、感じ、筆をおろします。
先人たちが今の僕たちにたくさんのものを残してくれたように、僕もこれから先の誰かに何かを残していける存在でありたい。
今を生きる「責任」として、本気でそう思うようになりました。
何百年前の、もしかすると1000年以上も前のものが今なお生きていて、間違いなくこの時代に温もりを残しながら呼吸をしている。
いつかはるか先の時代で、自分のつくりだしたものもそういう存在として、この時代の空気と共に温もりを伝えられたらこれ以上に幸せなことはありません。
もし仮に、作品に1000年先まで残るポテンシャルがあったとしても、1000年先の世界が、平和で、愛のある世界でなければ、そこに作品が存在する意義がなくなります。
そう思うと、1000年先を想い、1000年先の世界の平和を祈ることがこれから先の活動の軸になるような気がしています。
その想いで、僕は自らの人生を賭けて「奉納」を続けています。
寺社仏閣への奉納 無償(ご奉仕)
神社仏閣での御神事や御法要等での「奉納」については基本的には出演料はいただいておりません。
寺社仏閣とのご縁を大切に、共に使命を全うする所存にございます。また、寺社仏閣とのご縁も承っております。
※交通費や宿泊費、準備物の送料などの諸経費は、別途いただいております。
奉納先
三重県護国神社、和歌山県護国神社、曹洞宗 塔世山 四天王寺、橿原神宮、松阪神社、八雲神社、御厨神社、靖国神社、波切神社、頭之宮四方神社、浄土宗 正東寺 他