鎮静祈願祭のご報告
全国に緊急事態宣言が発令され、日本は一気に自粛ムードになりました。
そんな中、三重県大紀町にある頭之宮四方神社にて、新型コロナウイスの一日も早い収束を願い、感染症流行鎮静祈願祭並びに奉納揮毫を執り行わせていただきましたことを改めてご報告させていただきます。
自粛以外で今万人誰もができること
それは「祈る」ことです。
日本人はかつて日々に祈りを捧げてきました。
そして現在、全国の神社では神社本庁より収束祈願祭を執り行う様に促されています。
コロナウイルスの影響を受けて日本中でイベントが中止になる中、不謹慎だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、スタッフともしっかりと協議を重ね、対策に万全を期し、「こんな時だからこそ」との想いで祈りを捧げさせていただきました。
たった3人で行われた祈願祭です。
今できることは何か
書家としてできることは何か
神社としてできることは何か
歴史を振り返れば疫病に悩まされた時代がたくさんありました。
そしてそんな時、人々は必ず神仏に対して祈り、手を合わせてきました。
その想いは今も昔も変わらないはずです。
世界中で今、人と人との距離が離されていく環境にあります。
隣に来る人と距離をとり
人と接触することを避け
そして、目に見えないものに怯え
疑いの心を剥き出しにしています
しかしひとりひとりの心が繋がっていかなければ、
この局面は乗り切れないほど険しいものになってきました。
インターネットやIT技術の発達のおかげで、
なんとか生きていけている気になってはいるけれど、
この環境が長く続けば人は必ず生きる活力を失っていくことになると思います。
そして今「つながり」の大切さを痛感している人も少なくないと思います。
物理的な距離だけではなく、心の距離まで離されていかないように、
「物理的なつながりより先にある繊細な距離を感じ取るセンス」も大切にしていきましょう。
最後になりましたが、新型コロナウイルスの一日も早い収束と、
感染者の方々の一日も早い回復を心より祈念いたします。
この度はご縁をいただきましたこと、深く感謝いたします。
ありがとうございました。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。